ワンフレームプライスアクション基礎1

チャートにたくさんの線を引いたり、インジを足したりしていくと、だんだん画面がごちゃごちゃしてきませんか?

でも実際に値動きを動かしているのは、シンプルに「買いたい人と売りたい人」の力だけ。だから私は、ローソク足の形や流れをじっくり見る方がずっと大事だと思っています。

初めての方はコチラも読んでみてください。

目次

ダブルの圧力って?

レートが大きく動くときって、ただ新しく注文が入るだけじゃないんです。

逆方向に賭けていた人たちが「もうダメだ」と損切りする、その動きも重なって一気に走る。

この「新規注文+損切り決済」のダブルの力が働いたとき、相場は本当に勢いを持ちます。

それがはっきり見えるのは、値段がしばらく揉み合ったあと。エネルギーを溜めてからブレイクすると、強い流れにつながることが非常に多いんです。

逆にいえばワンフレームで短期決着で勝利を掴むこのトレードはこの注文の一時的な偏りから生まれる爆発をチャートから読み取っていけなければ勝ちにつながる要素は非常に運任せになってしまいます。

相場は常に「試し合い」

相場って、実はいつも心理戦の試し会いなんです。

買い手と売り手がお互いに「ここから動くか?」と仕掛けては、相手の反応を試している。
まるで綱引きのように、押したり引いたりを繰り返しているわけです。

たとえば買い手が強く見える場面でも、それは「売り手を降参させられるかどうか」を試しているに過ぎません。逆に、売り手が勢いを出したように見えても、買い手が粘ってくれば流れは止められる。

つまり相場は、常に「試し合い」でできているんです。その小さなせめぎ合いの積み重ねの先に、本当のブレイクやリバースが形になります。
実際小規模のブレイクは観察していればしょっちゅう起きていますよ。その小さねブレイクが波及して大きな節目に迫るんです。

ラインが持つ意味

高値を止める「抵抗線」、安値を支える「支持線」。

一度割っても、そのラインは生き残って逆の役割を果たすこともよくあります。

だから「抜けた瞬間に飛びつく!」よりも、ライン付近での動きをちゃんと観察すること。

しっかりと攻防があった後のブレイクのほうが信頼できるんです。

だましのブレイクに注意

チャートはときどき「抜けたフリ」をしてすぐ戻ることがあります。これがだましのブレイク。

ブレイク水準というのは抜けなけれ逆に反発水準になります。そしてそこからのカウンタートレードを狙っているトレーだがいるのも事実です。逆に言えば彼らがいるから本物のブレイクは一気に伸びるともいえます。

特に、揉み合いのない(圧力の溜まったクラスターを形成していない)単発のブレイクは騙されやすい。

逆に、この“だまし”をきっかけに反対方向の動きが強くなることもあって、それを狙うのも一つの戦略です。

リバースを狙う

トレンドはまっすぐには進みません。途中でリバース(押し・戻り)が必ず入ります。

このリバースが単なる一息なのか、それとも勢力交代のサインなのか。そこを見極められれば、リスクを小さく、リワードを大きく取れる場面が増えます。

結局はシンプル

「どこで圧力が溜まっているのか」

「どちらの方向に抜けるのか」

相場を読むポイントは、実はとてもシンプルです。

たくさんのインジケーターを使わなくても、ローソク足の動きだけで十分に見えてきます。

💡 このシンプルさを忘れずに、私はこれからも“ワンフレーム・プライスアクション”を磨き続けていきます。

そしてこの記事を読んでくれているあなたと一緒に、もっともっと飛躍して成長していけたらと思っています。

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